みなと南極まつり開幕 今晩おどり あす夜は大花火大会

正午から始まった物産まつり

ヨーヨー釣りする子ども達

 第62回稚内みなと南極まつりが2日、幕開けした。南極樺太犬慰霊祭を始まりに、夜は38団体930人が参加するてっぺんおどりと南極おどり、3日夜には2500発の大花火大会がある。
 3日は海上の熱戦が繰り広げられる稚内副港ボートレースはじめ2日間は第43回わっかない観光物産まつりなど盛り沢山の内容で催される。
 中央アーケード街では子ども縁日コーナーが催され、スマートボールや射的など7つのゲームコーナが用意され、遊ぶ子供たちの楽しそうな声が響き亘っていた。
 南極まつりの催しの一つとして、正午から始まった縁日コーナーには、多くの家族連れが訪れ、市職員が企画したヨーヨー釣りやスマートボール、射的、ボウリングなどを楽しんでいた。
 JR稚内駅前広場で2日正午から地元や友好都市関係にある鹿児島県枕崎市など14店が出店した第43回わっかない観光物産まつりが開幕した。2日はアイス早食い大会、カツオの藁焼き体験などで盛り上がった。3日は午前10時から▽稚内牛乳無料配布(午前11時・先着150人)▽じゃんけん大会(午後1時・小学生対象)▽アイス早食い大会(午後2時)▽青果重さ当て大会(午後3時)▽カツオの藁焼き体験(午後4時)などある。

「一番遠いが繋がり強く」 南極樺太犬慰霊祭で市長

供養塔前で執り行われた南極樺太犬慰霊祭

 南極樺太犬慰霊祭が2日、稚内公園樺太犬供養塔前で執り行われ、南極で活躍した樺太犬の冥福を祈った。
 南極樺太犬の偉業を称え、御霊を慰める慰霊祭には、関係者60人が参列した。
 参列者は黙祷をしたあと、稚内市子ども会育成連絡協議会の木村裕一会長が「あなたたちの勇姿は、今も多くの人に感動を与えています。安らかに眠られますことを心からお祈り申し上げます」などと慰霊の言葉を述べ、工藤市長は「稚内は南極から1番遠いが強い繋がりがある街であることを伝えていきたい。樺太犬はこの街の誇りであり、記憶の中に生き続けています」などと挨拶した。
 子ども会代表者らとの稚内声の図書館の豊純子さんの献詩、エンジェルボイスが「タロー・ジローのカラフト犬」の献歌に続き、参列者が献花をし樺太犬の冥福を祈っていた。