時の話題 「スクールガード」
夏休みに入り児童の登下校時の見守り活動をするスクールガードは見かけなくなったが登校時は筆者の通勤時間帯と重なるため、その姿を拝見する。ご苦労なことです。
そのスクールガードについて過日開かれた市議会民生文教常任委員会で質疑が交わされた。
委員会に資料として示された各地区の登録者数はこの4年間、350人から400人までの間で推移している。町内会とPTA役員が登録され人数はほどほどいるものの、筆者が見る限りではほぼ毎日、同じ人物が街頭に立ち活動している。委員会質疑の中で問題になったのはPTA役員の活動が少ないということであった。PTAは子育て真っ最中の人が多く時間を取れないのが理由なのか。
不審者から子ども達を守るスクールガードの役割は防犯の観点から欠かせぬもので街頭に立つことが未然防止につながっている。
その不審者情報だが昨年度は8件(その前の2年間の4倍)と増えており、その対象者の全てが女子児童だ。
暑くなると不審者出没が増える。今は夏休みだから皆無のようだが2学期以降の増加が憂慮される。通学路の間に大人が立っていれば不審者の抑止にはなるだろう。
稚内市のスクールガードの取り組みは今から19年前の平成18年度から始まり20年を迎えようとしている。稚内市挙げての子育て運動の一翼を担う活動の灯を絶やさぬよう街頭に立つ活動ほか、普段から市民一人ひとりが子ども達の安全と安心を守るため見守り活動を行っていかなければならない。


