きょう未明、津波40㌢観測 宿混乱 フェリー2便目から再開

ロシアのカムチャツカ半島沖で発生した大きな地震の影響で、稚内地方は30日午後4時9分頃に20㌢、その30分後に30㌢、更に31午前2時18分に40㌢の津波を観測した。津波の影響で30日〜31日にかけて旅行者らに混乱が生じた。
津波注意報発表の影響で、前日の2便目から欠航した利礼航路は、31日も津波注意報が継続している影響で朝一の便を欠航。フェリーターミナルには朝一の便への乗船を予定していた旅行者らが待機し、天候調査中の2便目以降の再開を待っていた。フェリーは午前9時半過ぎ、2便目以降の運航再開が決定した。
前日午後の便も乗船出来ず、31日朝一の便も欠航し31日中の礼文行きを諦めたという大阪の男性(79)は「昨日と今日は礼文のホテルをキャンセルし、稚内で宿泊した。今日は市内観光して明日に礼文に行きたい」と話していた。
津波注意報によるフェリー欠航の影響で30日、市内のホテルで島から稚内に戻れなかった旅行者のキャンセルや渡島できなかった人の新規予約の対応に追われた。中央地区にあるホテルは「フェリーが欠航してからネットや電話でキャンセルと予約の連絡があり、対応に追われた」と話していた。
31日午前11時前、稚内地方に発表されていた津波注意報は解除された。


