時の話題 「JCに幸あれ」
先週土曜日に開催された稚内青年会議所(JC)の創立70周年記念式と懇親会に出席しつくづく思ったことがある。数々の団体がある中で未来の稚内を真剣に考え実践してきたという誇りを忘れず存在しているということだ。
創立したのは1955年(昭和30年)で道内で11番目、全国で73番目であった。当時の稚内と言えば沖底漁業華やりし頃で会員も相当数にのぼり、その栄華は暫く続き会員の中から横田耕一氏が市長となったほど経済ばかりでなく政治にも大きな影響を及ぼした。
不確かだが往時最多の会員数は100人ほどおり会員の中には紅灯街で一悶着起こした事もあったが、それはそれで完全否定するものでなく、筆者の個人的見解なものの、それくらいの元気がなければ未来のリーダーたる資格は無い。
当時は街全体が活気にあふれていた。
平成になった1989年以降、経済停滞と相俟って人口が減る状況にあってJC活動にも陰りが見え始め、会員資格とも言えよう社長候補が減り行政や団体などの若手・中堅職員まで会員資格を拡げなければ存続が難しい状況に追い込まれているというのが現状か。
JC活動を終えたシニア会員は145人もおり、記念式・懇親会で元気なお姿を拝見したが、何せ現役会員が16人と少な過ぎる。存続か否かの分岐点に近付いている感がある。
稚内商工会議所青年部との兼ね合いあるも襷をつなぎ樹としての存在を確かめ、若手経営者、また2代目としてピリリと辛い山椒のように辛い存在感を見せて戴きたい。


