時の話題 「ソフトとの3連戦」

 きょうから北海道日本ハムファイターズは1ゲーム差で2位のソフトバンクとの決戦に臨む。天下分け目の関ヶ原ではないものの、この3連戦の勝敗がペナントレースの行方を左右することになる。
 1カ月ほど前にはオリックスを入れた3チームの団子レースになるもオリックスは脱落しつつあり日ハムとソフトとの鍔迫り合いを演じている。
 開幕当初、主力選手のケガなどあり下位に沈んでいたソフトだったが中堅・若手の選手が戦力となり日ハムを追い互いに連勝街道を突っ走ってきたが、ハムは27日のロッテ戦で痛い星を落とした。3点先行し楽勝のシナリオは崩れ延長11回、満塁での押し出し四球で決勝点を与えてしまった。
 第1戦のソフトの先発は無双のモイネロでハムは山崎。朝、新聞を見て「負けが濃厚だな」と予想するも勝負はやってみなければ分からないので淡い期待を抱いている。1戦目が勝負所になるので是が非でも勝ちにいかなければならない。
 筆者なりに両チームの力を分析すると選手層はハムが上回り本塁打多く得点力あるもモイネロ、大関ら投手陣の層が厚いソフトが有利か。ハムは前回のような3連敗してはならず、とりわけ打線の奮起が望まれる。メンタル面が弱い選手は起用せず選手個々の集中力が勝負を決める。
 就任4年目の新庄監督の手綱さばきには驚くこと多いが、この両雄の激突では正攻法でなければならない。奇策に頼ると自らの首を締めるので慌てずドッシリ構え采配するようにしたい。奇策は下位チームがすることだ。