稚内出身の三上さん大活躍 金鷲旗高校柔道 大成高大将 優秀選手賞

稚内出身で愛知県の大成高3年生の三上柚選手(18)が、今月22日〜24日まで福岡県であった高校柔道界3冠の一つ「金鷲旗高校柔道大会」で大将として出場した女子団体で3位になり、優秀選手賞に輝いた。大舞台での活躍に三上さんは「次はインターハイでの優勝目指して頑張りたい」と気持ちを新たにした。
全国各地から強豪校151チームが出場した団体戦で、初戦から4回戦まで順調にトーナメントを勝ち上がった大成高は、5回戦で大将の三上選手が逆転で2人抜き。準々決勝でも大将同士の闘いで競り勝つ、富士学苑(山梨)との準決勝も三上選手が得意の接近戦に持ち込んで中堅と副将に2連勝するも、大将相手に指導3で反則負けを喫した。
準決勝の試合に三上選手は「3人抜き返して決勝に行くつもりでしたが、大将戦で思うように身体が動かず悔しい思いをしました」と振り返った。
5歳の年中児から柔道を始めた三上さんは、小学6年生の時に全道大会で準優勝した経験を持ち、南中2年生の時に札幌での夏合宿の際、帰省で来ていた大成高の選手と出会ったことが切っ掛けに「柔道が強くなりたい」という思いから2学期から中高一貫校の大成中に編入した。
中学3年の時、左膝に大きなケガをし、その後は思うような結果を残せず悔しい姿を見てきた愛娘の今回の団体3位、優秀選手の結果に、父親であり、師匠として稚内地方柔道連盟理事長の三上雅人さん(52)は「大成中・高に行ってから気持ちが強くなった」と娘を称え、今後に「自分の目指す柔の道で頑張ってほしい」とエールを送っていた。


