時の話題 「関税妥結と退陣」
朝日新聞を除く読売毎日の全国2紙で24日まで「石破首相退陣へ」の1面トップの見出しが躍り、米国との関税交渉も15%で決着した事も報じられた。
石破総理退陣と関税交渉決着が相関していることにあたってタガが外れた感があり米国との関税交渉が決着した今後は一気に石破総理退陣に向かって自民党は突き進むことになるのだろう。
関税決着に関してはトランプ大統領のディール(取引)好きが際立った。何事も自分の思う通りにならなければ済まないトランプ氏を相手にした交渉では米国にはお土産付きでなくてはならずコメのミニマム・アクセス(関税ゼロ)の拡大と防衛関連物資・武器購入の拡大、ボーイング機の100機購入など手土産を用意した。「手土産」には程過ぎる日本の「男芸者」ぶりには呆れ返ってしまうが、あと3年半の任期と洞察すれば善しとするか。
しかし油断めされるな。彼ほど一朝一夕に変われる人物はなく、次の日本国総理には喧嘩するくらいの度量を持った男芸者でない勇猛果敢な猛者の登場を待つしかない。
猛者と言えば男性を連想しがちだが、次の自民党総裁選には高市早苗氏の立候補が憶測され、小泉進次郎農水大臣も出馬するだろうし、ほかにも虎視眈々機を狙う方々もおられよう。
石破総理の8カ月は何だったのか。高慢な自民党にはない謙る術には長けていたが書生の言動を超えられない本来トップになってはいけない政治家だったのだろう。本来の姿に戻ることを期待し爺のよまい言は終える。


