来年1月末で閉院へ 市立こまどり病院 25日の議会全員協で説明

3年前から入院病床を休止し、外来診療を行っている市立稚内こまどり病院が閉院予定にあることが分かった。関係者によると、来年1月末での閉院を予定しており稚内市は25日午後2時から開く市議会全員協議会で詳細を説明する。
結核の国立療養所稚内病院を前身とし2003年3月から45床の療養病床を有し市立稚内病院の分院として、慢性期医療を担ってきた稚内こまどり病院だが、看護師不足などで22年3月末で入院を辞め、その後は医師1人と看護師2人が常勤し内科の外来診療を行っていた。
外来患者の減少での収益の悪化に加え、国立療養所時代から建物は半世紀以上が経ち老朽化し看護師など専門スタッフの確保が難しい状況が続いていたことから、市は今年度中に病院の方向性を示すとしていた。


