時の話題 「内閣支持率22%」
衆・参院とも少数与党という結果を招いた石破茂総理への風当りが強く「総理を続ける」という当人の発言を尻目に野党はもちろん身内からも辞任の声が高まっている。
石破さんが発する言葉は丁寧で謙虚だが、胸中には「謙っていれば(事態を)打開できる」という不埒な考えが潜んでいるように見える。大方の国民の共通認識であろう。
参院選後の21~22日にかけ読売新聞が行った緊急世論調査によると、危なげながら政権を保ってきた石破内閣だが支持率がこれまで最低の22%まで下落し不支持率は反比例し67%(前回6月調査53%)と一カ月経たないのに14㌽も上昇していることが示された。
「こりゃ、たまらんわ」と与党の過半数割れが判明した開票翌日の会見で国政に停滞があってはならないという決意を表明したのはいいが、何時起こるか分からない首都直下型地震、南海トラフ巨大地震の憂慮まで言及したのは藪蛇で、一国の総理として選挙に負けた会見で言うべきことでなく石破さんという政治家の真性をみた思いがしたのは筆者だけであるまい。事実、今参院選で躍進した玉木国民民主党代表も「たまげた」と言って人間石破茂の感性を疑い言外に「総理の器になし」を匂わせていた。
昨年10月に総理に就任以降の石破氏は発言が猫の目のようにコロコロ変わり、ここは一歩も二歩も踏み込み決めねばならない時でさえ実行力が足りなかった。
きょう麻生、菅、岸田元総理に会い政権継続を取りつける協力を求めるとの事だが。潔く辞任する事薦める。

