与党過半数割れ 国、参躍進 参院選 道選挙区は現職3氏

第27回参院選の結果自民・公明の与党が過半数割れした一方、国民民主、参政党は大幅に議席を増やし政界地図が塗り変えられようとしている。
予想どおりと言えばその通りだが、自民は改選52議席に対し39議席(選挙区27、比例12)公明も8議席に後退し、非改選含めた議席数は122と過半数の125に届かなかった。
野党は立民22と現状維持に止まったが、国民民主16(公示前4)、参政党14(同1)と共に躍進した。
与党の獲得目標を最低(必達と表現)50議席とした石破総理は比較第一党を楯に総理・内閣の延命を図る記者会見するも野党ばかりか自民党内からも反発する声があがっておりこの八方塞りとも言える難局をどう乗り越えようとしているのか。容易であるまい。
道選挙区(定数3)は早々と高橋はるみ候補(71)=自民党現職=と勝部賢志候補(60)=立憲民主党現職=が当選確実となるも3人目は激戦が続き自民の岩本剛人(60)、参政の田中義人(53)、国民の鈴木雅貴(33)3候補の三巴の戦いとなるも地方票を確実に獲得した岩本候補に翌午前1時過ぎに当確のテロップが流れた。
期日前投票数
道選管宗谷支所は、最終の期日前投票数をまとめた。
稚内市5954人(男3039人)、9町村合計9833人(男4748人)の1万5787人(男7877)。
利尻富士町がトップの82・34%
道選管宗谷支所によると、参院選投票率は9町村合計で69・08%(前回65・38%)、稚内市57・35%(同51・45%)といずれも前回を上回った。
利尻富士町が道内トップの82・34%(同81・59%)だった。
投票箱破損し投票18分遅れる
参院選による第16投票所(仲好町内会館)=萩見2=で20日朝、投票開始時間が18分遅れる事案が発生した。
市選管によると、開始時刻の午前7時に、立会人と最初の投票者が投票箱に何も入っていないのを確認し、市職員が蓋を閉めようとしたところ、蓋の留め金が破損し閉まらなくなった。その後、代わりの投票箱が到着し午前7時18分から投票ができるようになった。
故障している間に訪れた3人は一度帰り、その後、再度訪れて投票したとのこと。
仕分機上手く作動せず開票遅延
稚内市の参院選開票で、湿気の影響により機器が最初、うまく作動しない事態となり、最終結果の確定が予定よりも1時間10分ほど遅れた。
参院選の開票作業は緑体育館で行われた。市選管によると、投票用紙の向きをそろえたり、文字を識別して仕分けたりする機器4台で、湿気が原因により、用紙が折れたりして詰まる不具合が発生した。機器を一時停止して点検するなどして回復した。
比例代表の作業で当初は20日午後11時半頃に最終結果の確定を予定していたが、序盤の機器トラブルにより確定は21日午前0時40分までずれ込んだ。


