ホタルの淡い光に感激 上勇知で観察会

ホタルの住む故郷を作る会は18日夜、上勇知にある施設〝神遊池〟でホタルの観察会を開き、参加した人たちがホタルの淡い光に感激していた。
昭和30年代、上勇知に多く生息していたヘイケボタルを復活させようと、14年前から神遊池の敷地内で幼虫を少しずつ放流してきた結果、毎年7月になるとホタルが飛び交うようになった。
観察会には市民や会員20人ほどが参加し、午後8時頃から木道脇の草むらでホタルが1匹、2匹と求愛行動をし淡い光を放っていた。
木道や周辺で数匹のホタルが飛んで光る様子を見た人たちから歓声が上がり、光る様子をスマホで撮影するなど思い思いの時間を過ごしていた。
参加した女性は「草むらをじっと見つめているとホタルが光るのを見ることが出来ました。初めて見たので嬉しい」と喜んでいた。
木道は誰でも観察できるよう開放しており阿部勇会長は「ピークは7月下旬にかけて。観察したあとに持ち帰ったりしないよう見守ってあげてほしい」と話していた。

