参院選 折り返しへ 道選挙区 勝部、高橋候補稚内入り

勝部賢志候補

高橋はるみ候補

 参院選北海道選挙区(改選定数3)に立憲民主党公認で立候補した勝部賢志氏(65)は11日午後5時前に稚内入りし、シティわっかない店前で街頭演説をし「覚悟と決意を持って参院選に臨んでいる。逆転の夏、減税の夏に皆さの力をいただきたい」と集まった支援者50余人を前に訴え応援に駆けつけた川原田衆議が「皆さんの一票で政治が変わるということを証明するのが選挙で勝部候補に力を貸してもらいたい」などと支持を訴えた。
 勝部候補は、参院選の争点は物価高対策ができるか▽ガソリンの暫定税率の撤廃を実現するかが問われており「自公は採決すらせずに廃案にした。この暫定税率、食料品の消費税率0%、食卓を応援する給付金をセットで成し遂げたい」などとし、地域で安心して暮らせるための医療、介護、障がい者福祉施設で働く人が激減していることに触れ「稚内で介護、障がい者福祉が受けられなくなります。しっかり対応していきたい」などと語気を強めた。
 最後に「私1人では勝ち上がれない。一緒になって戦ってほしい。温かい支援をお願いします」などと支持を訴えていた。
 自民党現職の高橋はるみ氏(71)は11日夕方、西條稚内店前で街頭演説をし「地域の医療や介護、命の道の道路など社会インフラ整備、子育て支援や少子化対策などに向けしっかり仕事をしたい」などと訴えた。
 枝幸、浜頓別、猿払などでの遊説を終え、午後6時過ぎに稚内に入った。西條稚内店での演説では先ず吉田道議が候補の道知事4期16年の経験を踏まえ「候補には北海道の一次産業など様々な事に取り組んでもらわなければならない。この選挙を勝ち抜くために皆さんのご支援をお願いしたい」などと支持を訴えた。
 高橋候補はロシアによるウクライナ侵攻で稚内とサハリンの交流が途絶えていることなどに触れ「サハリンとの交流を稚内は道内のどの自治体よりも一生懸命やっていた。今の状況は残念でありますが、長い目で見た場合人と人との関係でサハリンとの交流の実績は無くなるものではなく環境が良くなれば、しっかりと取り組まなければならない」と述べ知事時代に道内全179市町を回った経験を踏まえ「北海道の皆さんから教えて頂いた課題に国でしか解決できない事をしっかり仕事をし、発信して参りたい」と集まった50人余りの支援者に訴えた。