外国人との共生めざし わっぴー 新番組・稚内ウォーカー収録

 市内で働く外国人向けの新情報番組としてFMわっぴーで毎週日曜日午前9時半から外国人共生・交流番組「稚内ウォーカー」を放送している。次回13日の放送に向け、副港市場サテライトスタジオで10日、収録があり、番組担当者の3人は「外国人の方と市民の方の距離感が近くなる番組にしていきたい」とPRしている。
 人口減少が進むと同時に、市内の企業では労働力不足が喫緊の課題で、稚内には技能実習生をはじめとした外国人が700人ほどが在住。ベトナム、中国、タイ、インドネシアなど外国人が住みやすい地域づくりを目指し、生活する上での暮らしの情報を発信するため新番組を企画し初回は6日に放送した。
 番組は市内で英会話教室を開き、わっぴーで英語番組を担当する黒田まやさん(45)、わっぴーのあきさん(34)、外国人住民の暮らしなどをサポートする稚内市初のCIR(国際交流員)として昨年8月に着任したベトナム人女性のグエン・ティ・ミン・フオンさん(26)の3人が担当。10日の収録ではフオンさんがベトナム語での数字の数え方、祖国の流行歌、今月26日に北防波堤ドーム公園である南中ソーラン全国交流祭など市内のイベントなどを取り上げた。
 収録の様子を見守っていた杉谷賢俊取締役局長(53)は「イベント情報など発信し、外国人が暮らしやすさを感じる番組にしていきたい」と話し、今後は市内で働く技能実習生をゲストに呼ぶなどして番組を作っていく。
 再放送は毎週月曜午後6時半からと水曜日午後2時からある。