地域医療体制の充実など　宗谷開発期成会　国や道、海保に要望

　宗谷地域総合開発期成会（会長・工藤市長）は7日、稚内海保や宗谷総合振興局、稚内開建に対し地域の産業経済の更なる発展のための基盤整備と課題事項などの要望をした。
　稚内海保（海上保安庁）に対しては宗谷地域での海難事故発生などにおける救助・救急体制の充実、密漁・遊漁対策の推進などを要望。国への要望事項として農業・水産業の振興、国道の整備促進、宗谷本線の維持・存続に向けたＪＲ北海道等への支援、空港の整備促進等、再生可能エネルギーの導入推進、社会資本整備に係わる予算確保など18項目。道への要望は国と共通要望含め宗谷本線の維持・存続に向けたＪＲ北海道等への支援エゾシカやトド・アザラシ等の被害防止対策の強化、道道の整備促進、防災対策など23項目のほか、国と道への特別要望として地域医療体制の充実を求めた。
　宗谷合同庁舎で開かれた北海道への要望会で、工藤市長は「期成会として要望項目をまとめさせていただきました。よろしくお願いします」などと述べ、西岡孝一郎宗谷総合振興局長に要望書を手渡した。