時の話題 「参院選公示」
第27回参院選がきょう公示され、20日の投開票日まで17日間に及ぶ選挙戦に突入した。
物価高などで国民生活が窮状する中、政府は給付金を、片や野党は押し並べて消費税減額・廃止を訴えているが、これは問題を矮小化しており、トランプ米大統領の相互関税にどう対処するのか◆高過ぎる社会保険料を減額するのか◆人口減少など多岐に亘る。
これら問題を衆院で少数与党となった自民・公明両党が解決の方向に導いて行けるのかが試されているが、一向に改善されないので政権を替える選挙になるとの見方が大勢を占めている。
要は自公政権にこのまま委ねるのか、野党に任せるのか―を問う選挙となる。
参院定数は248なので過半数は125議席で、自民公明は非改選が75議席あるので50議席以上とれば政権は維持される。今選挙前の自公議席は66議席あるので前回(6年前)より16議席減らしても政権を保てる。
昨年10月の衆院選、先月の都議選での自公の退潮は著しく20議席減らすことも予想されよう。
こう書くと自公の下野違いないと思う有権者がおられるだろうが全国に張り巡らされた自公の地盤は強固なもので、仮りに50議席とれないにしても自民党が衆院選で比較第一党になったよう参院選でも第一党になれば野党のどこかを政権内に引き込めば政権が維持される。
以前にも小欄で書いたよう国民は怒っている。パーティー券裏金問題、今般のコメの馬鹿高値に対し鉄槌を下す投票行動を起すのに違いない。


