舌戦の火蓋切られる 参院選公示 道選挙区12人立候補

第27回参院選が3日公示され、舌戦の火蓋が切られた。自公政権が維持されるのか、はたまた実質、政権選択選挙になるのか余断を許さない状況にある。
ここに来て急浮上しているコメ価格高騰はあるが、この2年来続く食料品だけでない物価高に国民は耐乏生活を強いられており、とりわけ年金生活の高齢者や生活保護費が支給される世帯へのシワ寄せは大津波のように生活環境を変え破壊している。
道選挙区(改選定数3)には有力候補など12人もが立候補した。広い選挙区であり稚内など地方まで遊説を伸ばすのは大変だが、有権者と対話し握手して手ごたえを感じる戦いを展開するべきである。
投開票は20日。
立候補者次の通り。
届け出順
髙橋はるみ(71)=自由民主党=
田中義人(53)=参政党=
小野寺秀(61)=日本保守党=
後藤朋子(55)=NHK党=
宮内しおり(33)=日本共産党=
岩本剛人(60)=自由民主党=
稲原宗能(36)=チームみらい=
鈴木雅貴(33)=国民民主党=
勝部賢志(65)=立憲民主党=
オカダ美輪子(45)=日本維新の会=
高杉保次(56)=日本改革党=
野村パターソン和孝(40)=れいわ新選組=
「選挙人名簿登録者」
道選管支所は、参院選公示前日の2日現在の選挙人名簿登録者数をまとめた。
稚内市2万6309人(男1万3152)、9町村合計2万2614人(男1万1376)の4万8923人(男2万4528) 。前回2022年6月21日の参院選公示日の定時登録に比べ稚内1499人、9町村合計1354人の2853人減った。
「西岡道選管支所長が談話」
選挙は、国民が主権者として政治に参加する最も重要かつ基本的な機会です。
有権者の皆様には、選挙公報やテレビ・ラジオでの政見放送、インターネットの利用など、様々な機会を通じて得られる候補者や政党等の政策を見極め、棄権することなく、大切な一票を投じられるようお願いします。
近年の選挙においては、投票率が低い状態が続いており、特に10代、20代、30代の皆様の投票率が一段と低い状況にあります。
投票日当日に投票に行けなくても、期日前投票や不在者投票の制度がありますので、大いにご活用いただき積極的な投票参加をお願いします。
加えて、投票所には18歳未満のお子様と一緒に入場することができます。親御様が投票する姿を実際に見ることは、お子様の将来の投票行動につながっていくものと考えます。是非この制度をご利用ください。
候補者をはじめ選挙に携わる方々には、ルールを守った選挙運動を行っていただき、今回の参議院議員通常選挙が明るくきれいな選挙となりますよう、強く望んでおります。
「あすから期日前投票受付」
参院選の期日前・不在者投票は4日〜19日まで午前8時30分〜午後8時まで市役所4階で受け付ける。
市選管によると、昨年10月の衆院選まであった市内38カ所の投票所は、郡部などで有権者数の減少や立会人確保の難しさなどにより今回の参院選から6カ所減らし32カ所にする。
廃止する投票所は近隣の投票所に統合され廃止する6カ所に関しては、投票箱を載せた大型バスが14日〜18日まで巡回し移動式期日前投票をできるようにする。
期日前投票は15日~19日午後1時〜午後7時まで市立図書館多目的ホールにも設ける。


