読者コーナー
市が管理する臨港駐車場(サフィールホテル前)を有料化すれば宿泊税を課す必要はない。どこの町へ行っても駅周辺の宿泊施設の駐車場は有料である。
この臨港駐車場は230台程度の駐車が可能で、有料化すると年間6000万円前後の収入が確保できる。
受益者負担の原則を考えれば、宿泊者だけから課税として権力行使せずとも、支払う側が納得できる駐車料金として徴収し、市の財源にすればよい事である。駅周辺に巨大な無料駐車場がある事によって、中央地区の宿泊施設が自前で駐車場を用意しているところはごくわずかだ。
これが稚内全体の宿泊施設が駐車場を有料化できない原因だ。港町から南側の民間宿泊施設が自前で用意している駐車台数はおよそ400台。臨港駐車場が有料になれば市内全域有料化ができる。中央地区の宿泊施設に負担は生じない。なぜなら駐車料金は利用者が支払うからである。中央地区以外の宿泊施設も営業上同じ土俵とすることができ、宿泊車両から1泊800円の駐車料で稼働率50%と仮定すると年5000万円の増収が見込める。民間に儲けてもら
って利益の中から法人市民税と臨港駐車場の駐車料金とダブルで市の財源強化につなげればよい。1円玉を101枚預金口座に入金しようとすると手数料は550円取られるご時世である。なんでも無料の時代は終わった。宿泊者に駐車料金で叱られることはない。(佐々木政美)


