稚内でも漸く備蓄米販売 ユアーズ両店で 7月中、毎週入荷する予定

 コメの高騰を受け放出された政府備蓄米が稚内市内のスーパーやコンビニにも漸く入荷し販売されている。
 コメの価格高騰は家計に大きな影響を与えており、国では6月から備蓄米を放出することで市場の価格上昇を抑えようとし各地で販売が始まっている。
 ユアーズでは30日、富岡店と稚内中央店に令和3年産5㌔の備蓄米40袋が入荷し、道内産ブランド米と共に売り場に並んだ。価格は本体価格1780円とブランド米と比べ半額ほどで販売され、チラシでは告知していないものの、見つけた来店客が購入していた。
 購入した30代男性は「普段は5㌔4000円ほどの米を購入している。安ければ安いほど助かります」と話していた。
 富岡店の榎並寛展店長は「備蓄米の精米が遅れたことで当初の予定より入荷が遅れましたが7月いっぱいまで毎週入荷する予定です。どのような需要があるか様子を見ていきたい」と話していた。
 ローソンやセコマなどコンビニでも数は少ないながらも備蓄米が販売されているが、すぐに売り切れている。