時の話題 「参院選へ」

 道警は昨23日、方面本部と稚内署など警察署に参院選違反取締本部を設置した。
 参院選は7月3日公示され同20日の投開票が確実視される中、公示前の事前取締り含めきれいな選挙の実現に向け監視の目を光らせる。以前は事前取締本部、選挙違反取締本部の段階を経たと記憶しているが、事前運動の違反とて悪質なケースが多く七面倒臭い過程は削除したのだろう。要は今後、投票までの27日間、徹底し取締ることにしたのだろう。
 少数与党の衆院にあって今参院選で非改選の75人(自民62、公明13)を入れ50議席とらなければ少数となり他の党を取り込まなければ下野しなければならない運命が待ち構えている。
 今改選数は自民55、公明14の69議席なのだが、都議選の結果から推測すると自民は40かすかすというところで公明が10議席とらなければ下野が現実と化す。創価学会員の高齢化により集票力が弱まっている公明党に10議席(改選数14)以上とる力はあるのか。与野党の勢力が拮抗しており当落すれすれの候補陣営の違反が多くなることが予想される。
 北海道選挙区(定数3)は現職の高橋はるみ(71)、岩本剛人(60)=自民党=と立憲民主党の勝部賢志(65)3氏のほか、8人の立候補が予定されている。立民は2人擁立を検討するも国民民主党が鈴木雅貴氏(33)の立候補を頑として譲らず選挙戦に突入する。
 都議選で議席ゼロから9議席を獲得した国民民主は日の出の勢いにある。選挙は水物と言われ予想通りの結果にならぬ事もある。微笑むのは誰なのか。