学校再編で検討会立ち上げ 市議会 佐伯教育長が答弁

 市議会は24日、一般質問が行われ、安藤秀明議員(日本共産党)、平尾護議員(志政会)、川崎真哉議員(市民クラブ)の3議員が質問した。
 安藤議員の今後の校舎新築や大規模改修の計画などの質問に、佐伯教育長は平成20年度以降、稚内市立小中学校再編方針・実施計画に基づき再編を進め、老朽化した校舎の改築を行い、東日本大震災があった平成23年以降、耐震改修を最優先に校舎の改築や耐震改修を進めてきたとし「稚内中学校の完成で本市の耐震化対策は完了し、今年度改めてこれからの学校再編計画の策定に着手する」と述べた。
 少子化の進展や学校施設の老朽化が進む現状も踏まえ、佐伯教育長は「再編計画に向けた方針の策定は急務。今後、外部有識者や関係者による検討会を立ち上げ、新たな方針を検討すると共に、再編方針と連動し、校舎改築や大規模改修の計画についても立案する必要がある」と答弁していた。
 マイナ保険証でのトラブル状況の質問に、工藤市長は、市内医療機関でカードリーダーの顔認証がうまく作動しない事案が月に数件発生するものの、医療機関を受診できない等の報告なく、概ね円滑な運用が行われていることなどを説明した。