時の話題 「イランも戦火に」

 ウクライナ、ガザに続きイラン紛争が勃発した。トランプ米大統領は20日間猶予を与える発言をしていたが、騙し討ちの爆弾投下とミサイル攻撃だった。
 イランは明言するよう応戦するのに違いなく米国にとって泥沼の戦争への懸念が高まっている。
 日本の国益を考えると、イラン領土とアラビア半島間の一番狭いホルムズ海峡を封鎖するのは必至なところから9割方、中東に依存する原油の輸入が中止されることで今後の燃油高騰が懸念される。
 稚内でも現実、一時1㍑155円まで下がったセルフGSレギュラーガソリン価格が162円に、そしてきょう23日には165円まで上昇した。
 日本政府は、5月22日から始めたガソリン補助10円の上積みを検討しており、米国・イラン紛争が長引くと180円どころか190円、200円まで上昇することも無い事でなく、原油派生の他の製品の一段高も懸念される。
 砂上の楼閣がごとく永々と築き上げれてきた政策が超大国米国によって破壊されようとしている事態に天を仰ぐしかないのか。世界はとんでもない予測不能の隘路に入ろうとしている。
 米国、ロシア、中国に去就を決しなければならない事態はトランプとプーチン、習が生きている限り続くし次の3氏のような独裁者が現れれば終わりがない事態を迎える。まさにエンドレスを迎える訳だ。
 戦争放棄の憲法九条を国是とした日本とて前記3国の独裁者に翻弄される事だって有り得る。矜持を持てとリーダーに言いたい。

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