大横綱に触れ感激 大鵬上陸記念碑 「一度来たかった」とファン

 北防波堤ドーム公園にある大鵬上陸の地記念碑に道内外の相撲ファンが訪れ、稚内に上陸した経緯など大鵬の足跡に触れている。
 第48代横綱の大鵬関の旧友だった稚内東部物産元社長の仲村房次郎さん=今は横浜市在住=を中心に5年前の2020年に建立され土俵を模した土台の上に大鵬関の身長(187㌢)とほぼ同じ高さの記念碑に手形やサインする際に書いていた〝忍〟〝愛〟などの文字が刻まれている。裏側には「ここ稚内で降りたことで今の自分がある。横綱になれたのも稚内が原点」と、大鵬関が仲村さんに言い残した言葉が記されている。
 コロナ禍から観光が回復した最近は、バスでツアー客、レンタカーで個人客が記念碑を見学に訪れている。岡山から来たという女性グループは記念碑を目の前にし「大鵬のファンで一度来て見たかった場所なので、感動しました。昔は巨人、大鵬、玉子焼きという言葉が流行りました。大鵬が好きだったので、稚内に来た記念になりました」と話していた。