当期純利益7億9600万円 稚内信金 第89回通常総代会開く

稚内信金は10日午後第89回通常総代会を開き、第81期決算を報告した。
委任状含め出席した90人を前に、増田理事長は「信用金庫法に示された協同組織金融機関としての責任を果たすため、その原資となる安定収益を確保すべく引き続き不断の努力を重ねて参ります。今年10月15日に創立80周年の節目を迎えますが今日まで支えていただいた地域への感謝の気持ちを新たにし、経営理念である信条の実践に役職員一同全力を尽くして参ります」などと挨拶した。
第81期(昨年4月1日〜今年3月末)決算は、経常利益10億9000万円(前期対比86・21%増)、税引き後の当期純利益は7億9600万円(同31・37%増)。コロナ禍の貸倒引当金の戻し入れが増加したことで経常利益は前年比を上回った。
配当金を除き内部留保した結果、利益剰余金は533億円を超え自己資本率は61・86%(同2・26㌽増)と増え、極めて高い自己資本比較率を維持している。
2025年度の見通しとしては、米国関税政策の影響や物価上昇などにより厳しい経営環境が続くとし、取引先の資金繰りや事業に関わる相談対応など地域金融機関としての責任をしっかりと果たしたいとしている。
10日付で大池一治常務理事、小山内祐一常勤理事が退任。新たに田中慎司、日詰賢一、越後谷英二、上西一之4氏を常勤理事に選任した。
「信金人事」
(6月10日付)
▽理事長=総合企画部担当(理事長)増田雅俊▽専務理事=法令遵守委員会担当兼統括監査部長(専務理事=法令遵守委員会担当)田辺浩▽理事=審査部長委嘱(審査部長)田中慎二▽理事=枝幸支店長委嘱兼歌登支店長委嘱(枝幸支店長兼歌登支店長)日詰賢一▽理事=東支店長委嘱兼富岡支店長委嘱(東支店長)越後谷英二▽理事=審査部担当を解き資金証券部担当(理事資金証券部担当兼審査部担当)中井俊哉▽理事=旭川地区営業本部長委嘱(旭川地区営業本部長)上西一之▽総合企画部副部長(富岡支店長)佐藤直樹


