時の話題 「人材不足の日本」
米価高騰に目を奪われがちだが、食料品や手数料・サービス料もしっかり上がっており夜陰に乗じてとまで言わぬも上げる側は自分たちの領分を確保している。
6月も千余りの食料品が値上げされており昨年来の累計で1万種は下らないだろう。ありとあらゆる物が上がっているので雀の涙ほどの昇給は相殺どころか減給に匹敵するほどに実質所得は下がっており、我々民は故池田総理ではないが麦を食わねばならない状況にまで陥っている。
コメどころでなく、あらゆる物が上がっている走りは原油の高騰であり連動する電気・ガス料金で、ガソリン灯油価格は先月下旬から段階的に一カ月10円を目安に政府補助がなされ稚内のセルフGSのレギュラーガソリン価格は1㍑160円まで下がった。電気・ガス料金も今月から補助金が投入され月千円ほど、これまでと比べると安くなる。
一昨日、東京にある一部スーパーで政府備蓄の古古古米が販売されていたが、前日夜から立ち並ぶ高齢者のコメントを聞き、売り出しで5㌔袋を抱える小さな子どもの様子を見るにつけ、この国の政治家の無策ぶりを知りあろうことか小泉現農水大臣の備蓄米対策を批判する年老いた元農水大臣の発言を聞き「これら政治家が今の状態をつくったんだな」と怒り心頭に。
ウクライナ、ガザなどのような紛争はないが平和ボケした日本の将来は大丈夫なのか。それは北海道、稚内とて変わらない。
人手不足どころか政治の中枢どころでの人材不足がある日本の未来に曙光は見えない。


