稚内観光協会が中場体制4期目に 台湾などプロモーション活動等行う  

きのう開かれた稚内観光協会定時社員総会

 稚内観光協会は30日文化センターで定時社員総会を開き、今年度の事業計画を策定。役員改選し中場直見会長(宗谷バス社長)の4期目の再任を決めた。
 中場会長は、物価高騰や人手不足による受け入れ体制の課題、来訪者の満足度向上のため各種取り組みを展開してきたことを触れた上で「3月末で解散したわっかない観光活性化促進協議会の一部事業を継承し、きた北海道DMOの広域的な取り組みを意識しながら関係者と連携し事業を進めていきたい」と挨拶。来賓の工藤市長は「これから観光客の皆さんが沢山来られ、皆さんの商売に繋がるシーズン。昨年3月に法人登録されたきた・北海道DMOの戦略的な観光振興策への期待が高まっており、観光協会と共に振興策に取り組んでいきたい」と述べた。
 今年度は協会独自事業に加え、昨年度解散したわっかない観光活性化促進協会の事業の一部を継承。関係団体と連携を図りながら持続可能な観光地づくりに向けた事業計画として▽6月〜9月まで宗谷岬でのベース宗谷など受け入れ体制の強化▽レンタサイクル事業街歩き飲食店マップの作成など協会独自事業の強化▽昨年冬に実施したガストロノミーウォーキングを再び来年2月開催、大沼でカヌーと連携したテントサウナ夏季実証事業など着地型コンテンツ創出事業▽台湾旅行会社へのセールスなど海外プロモーション、稚内空港〜宗谷岬〜稚内駅前を結ぶアクティブバス(6月〜8月)など観光客誘致促進事業▽きた・北海道DMOの専門委員会設置など決めた。
 ほかの役員は次の通り。
 ▽副会長 梶隆一、岩間史樹、田村元一、秋元哲哉、蔦井宏典(新)▽専務理事 渡辺直人▽常務理事 杉川毅、出村賢志、奥田貴也。