新ロマン派展向け作品づくり 上勇知のアトリエ 陶芸歴30年の筬島さん

 陶芸歴30年以上になる富岡3の筬島義春さん(74)が、上勇知のアトリエで今年8月に旭川である新ロマン派展に向け、50㌢ほどの大作など焼き作業を行っている。
 元大谷高教諭で歴史好きが高じ旧瀬戸邸スタッフとして働いていた時期もあった筬島さんは今、朔北美術協会の事務局も担い、長年の趣味である陶芸作品を朔北主催の作品展、最近では稚内信金北支店で個展を開くなど陶芸の魅力を伝える活動をしている。
 市街地から車で30分ほど行った上勇知のアトリエに作業場所を備え、ロクロで次に焼く陶器を作り、専用の窯で焼き作業を行っている。
 昨年秋から半年間寝かせた網目模様の水溜め用の陶器や茶器など20点ほどの素焼き作業を行い、焼き上げたあとは着色作業を行い、約20時間に亘る本焼きに入る。
 毎日のようにアトリエに通っているという筬島さんは「陶器作りは奥が深い。自分の探求を突き詰めても、更に新しい事に出会い楽しい。また個展などもやれれば」と思いを語っていた。