結成10周年の写真集 フォトW 小中高、大学に20冊寄贈

結成10年を迎えた写真サークル「フォトW(ワッカ)」は会員の作品を紹介した写真集を作成。写真歴10年の只野端義代表(70)は「会員の写真を楽しむという思いを一つにしました」などと写真集製作への思いを語った。
2015年に開催した市民講座「はじめてのデジカメ入門」を受講した有志20人で翌16年4月に結成して以降毎月1回に写真家・斉藤マサヨシさんを講師にした例会、年2回の会員写真展、市内外への撮影会など「写真を楽しもう」をモットーに現在は只野代表を中心に会員18人で活動している。
10年の節目を記念し作成したB5版の写真集は、表紙を入れて92ページに会員が日頃に撮影した写真の中から厳選した84作品を収録。非売品で200部を作った。編集作業などに関わった斉藤さん(70)は「最初の頃と比べて皆さんの写真技術をとても上手になりました。稚内の自然、生き物など故郷を見てもらえば」と話している。
写真集を市内の小中高や大学の図書室に寄贈するため20日午後、只野代表と森信子幹事(52)が佐伯教育長に20冊を寄贈。佐伯教育長は「どれも素晴らしい作品ばかり。子ども達が自分の故郷の自然などを見て稚内の良さを知る機会になります」と感謝していた。
只野代表と森幹事は「趣味である写真を通じて人生を楽しく、写真文化を通して活気あふれる地域づくりに貢献していきたい」と話していた。


