時の話題 「壮健な仲村さん」

 会社の健康診断があり身長を計ると昨年から1㌢ほど低くなっていた。年を取ると猫背など姿勢で背が縮むと父母らから聞いていたことから変に納得したものの、老いが忍び寄って来ているのを感じる今日此の頃である。
 この1カ月ほど腰痛があるは、ヒザが痛むはなど体の変調をきたしており、その前は食べ物を食べる際の違和感もあり、今回の健診の際、医師から耳鼻咽頭科への診療も薦められた。得たいの知れぬ何かに蝕まれているような気持ちになった。
 小紙の15日の記事に載っていたが、富磯小で38年続くサケ稚魚の放流式に招かれた稚内東部前社長の仲村房次郎氏が14日、小社にあいさつ方々訪れた。齢87だそうで本人曰く「1年々々が勝負です」
 生を受けた限り閉じる時が来るのだが、仲村さんは未だに壮健でありサケ放流式に招待されたとはいえ横浜から飛行機で稚内に来る元気があることに敬服する。放流式が終わり横浜に帰って行ったが本格的には今年もGW明けの5月中頃から恵北にある稚内宅(旧緑と太陽の村)で夏の間住むことになる。
 筆者の所での話題は大横綱大鵬の孫の王鵬が強くなったことで、以前、仲村さんは王鵬関に三役になったら又稚内に来てもらい大鵬一家が樺太からの帰還中に寄った北防波堤ドーム前の大鵬幸喜上陸の地碑の前での土俵入りを約束したそうだが、筆者との歓談では「大関になったら」とし、それまで長生きしなければ―と述べていた。
 人の気を逸らさない仲村さん。稚内での生活を楽しんでもらえればと願っている。