時の話題 「どうなる地方選」
先日、知人が2千人に1人でいいので15人が妥当か―と話していた。稚内市議会議員の定数である。筆者は既座に「奇数では採決に加わらない議長を除くと半々になるので減らすなら偶数でしょう」と物知り顔で話したが自分ながらにおかしい。奇数であれ偶数であれ、勢力が拮抗し意見が真っ二つに分かれることは滅多にある事でなく詭弁となろう。
という訳で鈴木市議会議長が2年前の就任時に語った「一丁目一番地」される議員定数削減数は奇数、偶数の問題でなく人口に合わせ決めるべきであり、巻頭の知人の言葉どおり15人にするのが宜しいようだ。
次の統一地方選まで2年残る中、議員定数削減は今から1年位あとに叩き台を決めなければならず、少しでも削減数を少なくしようと企図する議員は2人だろうし強固な組織票がある公明党は3人でもよく、公明党出身の鈴木議長は次期選挙に同党の申し合わせにより立候補できないこともあり2人でも3人でもよい訳である。
現有18人のうち引退するのは鈴木議長と吉田孝史議員で、市長選への出馬が噂されている岡本雄輔、横澤輝樹、千葉一幸議員は必然的に議員選には出ない訳だから18人引く5人で現有勢力は13人になる。定数を15人にすれば新人3人で選挙になり16人で同4人で選挙になる。
市長選に立とうとする3氏の決意は固そうなので、次選も市長選が注目される。まだ2年あると高を括っていては出だしから遅れをとるのが必定なので、お盆を過ぎた辺りから水面下での事前運動が激しくなるのかな。


