サケ稚魚を海中飼育 稚内漁協 声問漁港で先ず100万匹
稚内漁協は、声問漁港を皮切りにサケ稚魚の海中飼育を始めた。
ふ化から海へ放流するまでの間に海中飼育を行うことで4〜5年後に帰ってくるサケの回帰率を向上させる取り組みとして、声問、抜海、恵比須の北船溜まり、西稚内、稚咲内の5カ所でサケの稚魚400万匹を海中飼育する。
4日、声問漁港で漁師や漁協職員、宗谷管内さけ・ます増殖事業協会の関係者が、中頓別町のふ化場で育てられ、トラックで運ばれてきた体長4㌢ほどの稚魚100万匹余りをホースで漁港内の生簀4基に収容した。他の漁港では天候状況を見ながら順次、行っていく。
生簀には、カモメなど海鳥に食べられないよう防護ネットが張られ、サケ漁師が毎日午前5時、11時、午後4時にエサやりし体長5㌢以上まで育てる。
声問漁港での大海への放流は5月のGW前を予定している。