「一層の精進を期待」 市役所 市長、年度初めに檄飛ばす

 新年度入りした1日午後、工藤市長は市正庁で年度初めの訓示をを行い、令和7年度のスタートに「今年は新庁舎が完成し移転する年。組織の新しい一歩を踏み出すために皆さんの一層の精進を期待しています。」などと述べた。
 昇任や異動職員への辞令交付を終えた市長は職員100人余りを前に、新年度は市民の皆さんが安心できるよう業務を任えるため組織強化などを目的に人事異動をしたことに触れた上で新たな体制の職務を「できる、できないではなくて〝まずやってみる〟という気概を持って日頃は仕事に臨んでほしい。目まぐるしいスピードで変化し発展している社会で、今の仕事のやり方、在り方、ルールを見直さなければ社会の変化についていけない。変えるためにも実践を心掛けてほしい」などと述べ、新年度は「変革が求められていることを自覚してほしい。自分の仕事や在り方など変えることを狙って自身を見つめ直してほしい。そうすれば普段の仕事が楽しくなり、意欲が湧くはずだと思っております。共に一緒に頑張りましょう」などと訓示した。


 引き続き市正庁で佐伯教育長から市教委の幹部職員ら20人に辞令が交付された。市として初めての部長職の外部人材を起用で、道教委の社会教育課長補佐だった芳村桐子教育部長らに辞令交付した佐伯教育長は職員を前に訓示し「芳村教育部長を迎え組織強化しながら北海道、宗谷の教育委員会と連携し重要課題、新規の政策に取り組んでいきたい」などと述べた。
 辞令交付式を終えた芳村部長(54)は本紙の取材に「稚内の教育委員会は行事が多いと伺っており、教育委員会で解決できないことは他部局と連携をしながら進めていきたい」と話し、15年以上前に少年自然の家などに仕事で稚内を訪れたことがあり「15年前に来た時は中学生のフィールドワークで各地を回りました。風力や地元の産業だったりが魅力的な場所です」と稚内の印象について語っていた。