赤ちゃんフィーバー 水族館 アザラシ見物800人以上

 ゴマフアザラシの子が2頭誕生したノシャップ寒流水族館で29、30の両日、白い産毛の赤ちゃんを一目見ようと2日間で800人以上訪れ混雑した。
 今月21日に最初の1頭が産まれ、4日後の25日に別の個体から1頭が誕生。赤ちゃんが産まれて以降、愛らしい姿を一目見ようと稚内市民だけでなく道内外の旅行者が多く訪れ29日512人、30日334人来場した。冬季営業最終日の31日も朝から見物客が訪れていた。
 母親と岩見沢から訪れたという8歳の男の子は「アザラシが大好き。ニュースで赤ちゃんが産まれたと聞いてお母さんに車で連れてきて貰いました。可愛くて来て良かった」と笑顔で話し、幌延から赤ちゃんを目当てに何度も水族館に通っているという30代女性は「白い産毛の赤ちゃんは今しか見れない。とても可愛いです」と喜んでいた。
 施設スタッフによると、赤ちゃんが産まれる1週間前の日曜日の来場者は50人弱で29日は10倍近い人が訪れた。20台ほど駐車できるスペースは常に満車状態で、札幌など地方ナンバーやレンタルカ
ーが目立った。
 スタッフは「インスタなどに赤ちゃん情報を掲載した効果もあり道外からも来ていただいた旅行者もいた。まさに赤ちゃんフィーバーで稚内の水族館を知ってもらう良い機会になりました」と話していた。