スノーシューツアー85人参加 リピーターのマレーシア女性も
自然ガイドとして活躍するポラリス・ネイチャーガイズ&コンサルタンツ代表の嶋崎暁啓さん(42)が2月中に宗谷ふれあい公園周辺で催行したスノーシューガイド付きツアーは海外や道内外から80人余りも参加。昨年も体験した東京在住のシンガポール人女性が母国に住む両親と一緒に再び訪れ、嶋崎さんは「稚内の冬の魅力を皆さんに楽しんで頂けたツアーになりました」と振り返った。
今冬で3回目のスノーシューツアーは、宗谷ふれあい公園ビジターセンター裏の山林を上がり、大沼を見渡せる高台を折り返す約1㌔のコースで行われ、旅行者ら85人が参加。地域別で稚内が最多の25人、次いで東京15人豊富11人、神奈川7人千葉3人など。海外からはマレーシア2人、香港2人が体験した。
散策中、嶋崎さんが公園周辺に育つ木々、雪の下に残る小動物の足跡などを説明し、雪で作った自然のテーブルでのカフェタイムや雪の斜面で行われた尻滑り体験は本州の旅行者や外国人観光客に人気だった。父親を連れて参加したマレーシアの女性は「稚内の冬は楽しいです」と満足していた。
参加者の地域別を見て嶋崎さんは、宗谷ふれあい公園は空港近くという立地で稚内・東京間の直行便があることから旅行者は関東圏が目立ち、関西圏が少ないないのは「空路が無い影響が大きい」と分析した。
稚内公園でもスノーシュー、メグマ沼でスキーシュー、来冬からは宗谷丘陵でもスキーシューツアーなどを計画している嶋崎さんは「自然ガイドとして稚内の魅力を沢山の人に伝え、旅行者に何度も稚内に来て頂けるようにしたい」と張り切っている。