取扱高74億円と減る 宗谷漁協総会 奈良組合長を再任

 宗谷漁協は24日に開いた総会で昨年度の業務報告などを承認。任期満了に伴う役員改選で奈良満組合長を再任した。
 アルプス処理水放出で中国による日本水産物の輸入停止などの影響がありホタテの価格が低迷したことなどした結果、総取扱高は74億3300万円と前年より25・9%の26億円減ったものの、計画よりは7400万円上回った。
 主な魚種について▽ホタテはの水揚げは計画を2752㌧下回る3万248㌧。中国による日本産水産物の輸入停止の影響で前年185円だった㌔単価が142円に下落したことから取扱高は前年対比22億3200万円減の46億700万円の実績となった▽タコの水揚げは前年より34㌧増の1190㌧だったが前年は964円だった単価が779円に下落したことで、金額は前年を1億8700万円下回り9億2800万円の実績だった▽秋サケは前年765㌧あった水揚げに対し昨年は426㌧。単価が上昇し取扱高は前年を1500万円上回る5億1100万円だった。