港1閉めるも別の場所で NPOここ 29、30日閉店一掃セール
今年2月末で閉店した港1のコミュニティカフェここを運営してきたNPO法人ここの大谷由美子さん(64)は、7年間の運営でランチや交流活動などを振り返り「様々な人の出会いがあり、感謝したい」と話していた。
平成30年2月下旬にオープンしたカフェでは、地域の人が集う場所として、カフェでのランチや創作活動、絵手紙、オレンジ(認知症)カフェ、手話カフェ、健康麻雀など子どもから大人まで幅広い層で利用されてきた。
今月末まで賃貸契約が残っていたカフェとして利用していたスペースで26日、富士見地区で「さいほく珈琲店」を営む小玉道晃さんによるコーヒー飲み比べ会「ブラウンカフェ」、手話カフェなどがあり、利用者が小玉さんの自慢のコーヒーを楽しんだり、お茶をしながら手話で交流を深めた。
オレンジカフェでコーヒーを提供したきっかけで昨年6月から5回のコーヒー飲み比べ会を開催した小玉さんは「催しを通じてコーヒーの奥深さを知ってもらうきっかけになりました」と話していた。
今月29日午後1時からと30日午前10時からカフェで利用していたテーブルやイスなどを格安販売する閉店一掃セールも行う。
5月からは別の場所で交流活動を継続させていくという大谷さんは「たくさんの方に来ていただき有難かったです」と感謝していた。