わっぴーで震災語る 中澤さん サッチーさんとの息ぴったり
稚内市民観光ボランティアガイド元会長で宮城県人会の中澤和一会長(77)が、24日放送のFMわっぴーの番組で発生から14年経過した東日本大震災の内容を伝えた。
毎週月曜日午前10時からの番組「和一のなつかしき昭和から明日へ」を担当する中澤さんは、パーソナリティーのサッチーさんとの放送で稚内から震災ボランティアの稚内ホッケ隊が、被災地に行き被災者の方にホッケなどを振る舞った活動などから話し始め、震災当日に自宅のテレビを見ていて黒い津波が東北の町々をのみ込む様子、震災で船を失ったワカメ漁師などを支援するため稚内などから32隻の漁船を被災地に送ったことなどを語った。1回目の番組放送後、知人から番組を聞いたとの連絡が寄せられたという中澤さんは「震災を教訓にこれから次の世代に伝えていくことが大切」と話していた。
2回目の番組は31日に放送する。津波に耐えて陸前高田市に1本だけ残った「奇跡の一本松」や気仙沼市で暮らし3年前に亡くなった兄の震災の経験談などについて語る。
1回目の再放送は30日午後0時30分からあり「多くの方に聞いて頂きたい」とPRしている。