令和5年度いじめ174件 市議会代表質問 小さな予兆含み
市議会は10日、鈴木利行議員(公明党)、佐藤由加里議員(日本共産党)、千葉一幸議員(志政会)が代表質問した。
介護について、鈴木議員の事業所への支援、外国人介護人材の確保などへの質問に、工藤市長は事業者支援は人材確保、経済的な面など様々な課題があり「人材確保で全体的な従事者は増加傾向にあるとはいえ、要介護認定はそれを上回り、全ての事業者が充足されているとはいえず、資格取得研修などで新規人材の養成に取り組む」とし、東川町にある外国人介護福祉人材育成協議会と連携を図りながら外国人材の確保にも積極的に取り組んでいくと答えた。
認知症高齢者の状況への質問に対し、市長は令和6年10月1日現在、要介護認定を受けている1923人のうち、1307人に何らかの認知症状があり、自宅で生活している認知症高齢者は722人いると説明した。
不登校の現状への質問には佐伯教育長が答え何らかの心理的な要因などで登校せず、病気などを除き年間30日以上欠席した児童生徒は令和5年度の調査で小学生31人、中学生50人の81人であることを報告。要因に関し小学生は「学校生活にやる気がでない」「友人関係をめぐる問題」などで中学生は「生活リズムの不調」「不安、抑うつの相談」などを挙げた。
いじめの状況への質問に、教育長は令和5年度は小中校合わせて174件。年々増加傾向にあるが、単にいじめ件数が増加しているわけではなく、重大化を防ぐため、小さな予兆を見逃さず含めた結果であると答えた。
佐藤議員は令和7年度の新規及び継続事業など、千葉議員は市政運営などに関し質問した。


