井田氏に日本一の技術学ぶ 講習会に中高生100人参加

東海大学付属札幌高校吹奏楽部顧問の井田重芳氏(73)による指導者講習会兼バンドクリニックが8日、文化センターで開かれ、参加した中高生らは高校日本一の吹奏楽指導者と言われる井田さんから演奏技術を教わった。
東海大学で50年以上吹奏楽部顧問を務める井田氏は1978年〜昨年まで全国大会に41回連続出場し、通算25回の金賞を受賞している。稚内吹奏楽連盟理事長の杉谷賢俊さん(53)の高校時代の恩師である縁で今回の講習会が実現したもので、稚高、大谷高、南中など吹奏楽部員と指導する顧問ら100人余りが参加した。
井田氏はキーボードを演奏しながら生徒や顧問にバンド演奏のバランス感やリズム感などレッスンし「全国大会に行くためには基礎など当たり前の事を正しくやることが大切」などと熱血指導した。
10年ぶりの稚内だという井田氏は生徒らに向け「とにかく音楽を心から楽しむ事が上手くなること」とプレス紙の取材に応え、16歳からの付き合いだという杉谷さんは「井田先生から日本一のサウンドを学んだ皆さんには、これからの練習に活かしてほしい」と話していた。


