上勇知に魅せられ2年 川崎から移住した加藤美佐さん

神奈川県川崎市から上勇知に移住し勇知保育所(伊藤輝之所長)で保育士として働く加藤美佐さん(52)は「保育所で子ども達と過ごす日々は毎日が楽しい。地域や自然が魅力的な場所で移住して本当に良かったです」と働いて約2年間を振り返った。
以前は川崎市で不登校や発達障がいなどの子ども達を受け入れる民間の教育機関「フリースクール」の幼児部の保育士として働いていた加藤さんだが、勇知保育所で保育士を募集していることを知り令和4年9月に見学しに勇知保育所を訪れ、伊藤所長の自然遊びを大事にする幼児保育の考え方、子ども達や保護者、保育士への接し方などに共感し「数ある候補の保育所がありましたが、輝さん(所長)の子ども達らへの接し方に凄く惹かれ、直ぐ決めました」などとし令和5年4月に上勇知に移住し保育士として働いている。
午前9時から始まる保育所で午前中、少し離れた場所にある「ゆうち自然学校」の敷地内で夏は昆虫採取や川遊びをし、冬は雪の上に寝転んだりして遊んだり、午後は保育所内で昼食を食べ、読書などし、子ども達が帰宅したあとは午後5時までデスクワークして過ごしている。
稚内へ移住するのに冬が一番怖かったという加藤さんは「最初の頃は吹雪など怖かったですが、今は車の運転も少しずつ慣れ、週末は市街地に買い物に行ったりし稚内の暮らしに慣れました」と語り上勇知で約2年間を過ごし「自然が素晴らしいし、地域の太鼓の活動にも参加させてもらい毎日楽しいです。何より子ども達と過ごす日々が充実しています」と笑顔を見せていた。
加藤さんの働きに、伊藤所長は「頼りになる存在です」と話していた。


