サロベツ公園の魅力など語る 疋田さん ミュージアムトークで

利尻礼文サロベツ国立公園パークボランティアの会稚内部会長の疋田英子さん(81)のミュージアムトーク「サロベツの自然との関わり」が8日、樺太記念館で開かれ、参加した人達が国立公園で行われている活動などに耳を傾けていた。
同館で今月末まで開かれている企画展に合わせ、疋田さん本人がボランティア活動や自然の魅力についてのパネルや写真の説明をした。
疋田さんは、利尻礼文にないサロベツに咲くヒメカイウ、サギスゲなど植物、周辺に生息する絶滅危惧種のシマアオジなど紹介し、ボランティア活動として木道での車椅子観察会、ペンケ沼の清掃、外来種の除去活動などについて説明した。
希少植物で在来種のエゾタンポポが盗掘だけでなく、エゾシカの食害にあっていることに触れた疋田さんは「昨年は魚網をかけて保護を試みており、今年はどうなっているか楽しみです」などと話していた。


