適正な賃金水準など要請 建管部 建設協会、測量設計協会に

 稚内建設管理部は7日、稚内建設協会と稚内測量設計協会に対し技能労働者等への適切な賃金水準の確保について要請を行った。
 国の労務単価の改正に伴い、道建設部でも3月発注分から適用される公共工事設計労務単価の改定を行ったことから、稚内建設管理部では2団体への要請を行うことにした。
 要請は稚内建設会館で行われ、白戸宗谷総合振興局副局長(稚内建管部担当)が、技能労働者への適正な水準の賃金支払いについて▽法定福利費等の適切な支払いと社会保険への加入徹底に関する指導▽若年入職者の積極的な確保など6項目を富田稚内建設協会長に要請した。
 要請書を受け取った富田会長は「協会員に周知し、適正な賃金水準をしっかり確保して行きたい」などと述べていた。
 このあと、宗谷農業会館で稚内測量設計協会に対して要請が行われた。
 稚内建管部によると道内では建設に関わる道内50職種では平均4%、設計関係は20職種で平均5・7%上昇している。