シカ59頭も捕獲 北海道 自衛隊分屯地国有林

道が今年1月〜3月4日にかけ自衛隊稚内分屯地の国有林で実施したエゾシカの捕獲事業で昨年の35頭を大幅に上回る59頭を捕獲し終了した。
宗谷総合振興局(環境生活課)では昨年度からエゾシカ指定管理鳥獣捕獲等事業委託業務として国有林内の捕獲困難地域での捕獲を行っており昨年は35頭捕獲した。
今冬も自衛隊敷地内にある山林で1月7日から牧草、トウモロコシの餌でエゾシカを誘引したあと、網に入れたカボチャを木に括り付け、その下にくくり罠を20カ所に設置。罠一つひとつの付近にカメラを設置しシカが掛かっていれば一日一回、北海道猟友会稚内支部のハンターが出動し捕獲作業を行った。
捕獲の指揮をとったベテランハンターの男性によると、1、2月は連日のようにエゾシカが捕獲され、一日に最高で9頭を捕獲したとし「昨年より1か月早く罠を設置したことや積雪が多いことで山にエサがなくエサを求めて罠にかかるシカが多かった」と話していた。
振興局(環境生活課)職員は「ハンターさんをはじめ、自衛隊などの協力のお陰で昨年以上の成果を得ることが出来ました」と感謝していた。


