神奈川から保育留学 勇知保育所に加藤さん、天井さんの2家族

左から加藤家、天井家、伊藤所長

雪遊びを楽しむ勇知保育所の子どもたち
自然遊びを学びの一つとする上勇知の勇知保育所(伊藤輝之所長)に、神奈川県の2家族が3日から保育留学で訪れ雪の上で走り回って遊び、地域だけの体験を楽しんでいる。
上勇知のゆうち自然学校代表を務め、勇知保育所所長として今年で6年目になる伊藤さん(57)が、全国に100カ所近くある自然との関わり方を学ぶ幼児教育団体「森のようちえん」(本部・東京)の理事を務めている関係で、神奈川県から昨冬に続き加藤尚樹(41)・倫子(47)さん夫妻と長女の杏ちゃん(5)、今年初めて来市した天井際子さん(43)の長女瑛真ちゃん(6)と次女和玖ちゃん(4)が、7日まで保育留学している。
午前中は保育所から少し離れた場所にあるゆうち自然学校の敷地内で雪の滑り台や雪玉投げ遊び、雪の上に寝転んだりし、午後は保育所内で読書など園に通う9人の子ども達と過ごしている。
自然環境が厳しい冬の時期に保育留学を選んだ理由に、加藤さんは「都会では味わえない冬の稚内の遊びを子供たちに体験させてあげたかった。今年で2回目の勇知保育所ですが、来て安心感があり人が温かい」と話し、天井さんは「子どもたちを伸び伸び外で雪遊びさせるのに、都会では味わえない事がありここの保育所は魅力的です」と楽しんでいる。
4日は暴風雪で保育所は臨時休園となったが、7日まで2家族が園での時間や稚内で過ごすことに、伊藤所長は「自由に外で体を動かし、雪に親しんでほしい。ここでの体験と勇知保育所があるからと、この地域に住みたいと思ってもらえれば嬉しい」と話していた。(武田誠司)


