必要な体制構築を 振興局 ハラスメントゼロセミナー

宗谷総合振興局主催の「選ばれる会社になる!〜ハラスメントゼロ×人材定着率向上セミナー」が4日、宗谷合同庁舎で開かれ、事業者が今後の人材確保についてアドバイスを受けた。
ハラスメントの基礎知識や早期離職防止対策として開かれたセミナーには、事業主ら8人が参加し、北海道働き方改革推進支援センター専門コンサルタントで社会保険労務士の望月英詞さんが講話した。
バブル期の頃と違い今は少子高齢化で若者の人材確保が困難になり、選ぶ立場から選ばれる立場に変わったと現在の採用の難しさについて触れ、働きやすさや働き甲斐のある会社が求められているとし、「新規採用だけでなく今いる人材の満足度を上げることで定着に繋がる」などと説明した。
ハラスメントの実態としては、職場でのいじめやパワハラの相談が増えており、ハラスメントを受けることで業務遂行能力や生産性に影響を及ぼすとし「事業主としてはパワハラ防止のため、その方針を明確化し、相談に応じて適切な対策を講じるために必要な体制を整える必要がある」などとアドバイスしていた。


