勇知ウインドファーム稼働 一般家庭4万3千世帯分の電力

 風力発電国内最大手ユーラスエナジーホールディングス(東京)と子会社の道北風力(稚内)が、2021年7月から抜海地区などで建設を進めていた風力発電「勇知ウインドファーム」(7万2200㌗)が完成し、2月3日から営業運転を開始した。
 ユーラス社は稚内、豊富、幌延3市町の6ヵ所に世界最大クラスの大型風車107基(総出力46万㌗)を建設するプロジェクトを進めており、5カ所目の発電所となる勇知ウインドファームは、1基あたり4200㌗の風車18基が建設され、一般家庭約4万3000世帯分に相当する電力を供給する。電力は全て北海道電力ネットワークに売電する。
 同社はクリーンエネルギーの普及・拡大を通じ、地球環境保全の一翼を担う企業理念と地域と共に発展し、持続可能な社会づくりに貢献したいとしている。