宗谷の未来 語り合う 開建主催 富田、尾崎、相沢さん意見開陳

 稚内開建主催のSoyaLaboミーティングが30日、えびなイベントホールで開かれ管内で活躍する事業主らが宗谷の未来について意見を交わした。
 稚内開建では、地方公共団体、住民、企業との連携促進を図るため、第9期北海道総合開発計画の閣議決定を受け、平成29年から行ってきた宗谷版北海道価値創造パートナーシップ会議に代わり地域で活躍する人を集めたミーティングで地域づくりなどについて意見交換を行うことにした。
 会場やオンライン参加した20人余りを前に稚内開建の松本次長が「管内の高校生や若者をテーマの中心として考え、昨年のシンポジウムの取り組みを一過性のものではなく継続して行きたい。ここから北海道の価値を高めるため、参加された皆さんの様々な視点から意見をいただきたい」などとの挨拶に続き趣旨説明があった。
 稚内からNPO街にいき隊PROの尾崎篤志さん、富田組の富田伸司社長、相沢食料百貨店の福間加奈副社長が参加し「若者を呼び戻すための魅力ある宗谷の地域づくり」をテーマに意見交換した。
 尾崎さんから稚内に帰って来たい子供たちがいるものの、仕事が無くやりたいことを出来ない環境にあるとし「新しい仕事を作ることや新しい働き方の環境を整え、空いた時間を部活動の地域移行に伴う指導者としてキャリアを活かすなど、今までとは違う形を作っていく必要がある」、富田さんは「稚内の歴史を深く知ることで、少しでも故郷に愛着を持ってもらう必要がある」などと意見を述べていた。
 このあとも「管内の高校生に聞いてみたいことは?」をテーマに意見交換した。