書き損じハガキ集め10年 稚内ユネスコ協会 学校、図書館にポスト設置

 稚内ユネスコ協会は
世界寺子屋運動の一環として市内公共施設など21カ所に書き損じハガキポストを設置し活動を支援している。
 日本ユネスコ協会連盟は、貧困や紛争などで教育を受ける機会がないまま大人になり、読み書きが出来ない人がいることを受け、寄贈された書き損じハガキや切手などを寄付金に変えてカンボジア、アフガニスタンなどに無償で教育を行う寺子屋や図書館を建設する活動を1989年から展開している。稚内では平成25年から取り組んでおり、これまでに67万円余りを世界ユネスコ協会に寄付している。
 今年で活動10年目を迎え、改めて寄付活動の周知をと横田耕一会長と渡辺恒久事務局長が、大岬小を訪問し、平岡校長に周知のお願いをしたところ、書き損じハガキ1万3000枚余りを寄贈してもらった。
 書き損じハガキのポストは市内小中学校を中心に、市役所、市立図書館にも設置されおり、今年度の分は3月上旬ころから回収する。
 渡辺事務局長は「図書館などにポストを置いていますので協力をお願いします」と呼び掛けるとともに、「ポストまで持って行けない事情などあれば取りに行きます」と話していた。連絡先は(☎070―5067―7419)。