時の話題 「打って変わって」

 調子に乗った言動は慎しまなければならない。先週、取り立てて何もなく穏やかな一週間だったと小欄に書かれてあったのを記憶している方もおられよう。舌の根の乾かぬうちに昨29日夕、立て続けに「配達されていない」「配達時間が遅い」との苦情電話がありその中の一人の主婦が「上目目線の物言いは何ですか」とお叱りの声をもらった。普段配達している人に不幸があり代配する社員が未配したのが事の始まりとはいえ随分な言い草である。
 互いに話をし理解し合う人間社会なのだが時には誤解が生じ諍いが起きることもある。色々な人と会う仕事の筆者とて誤解することあり、普通に日常生活する人には致し方ないと理解しつつも語気の強さで判断されては堪ったものではない。
 翻って言葉遣いが優しいからと言って心根まで優しいとは言えない。胸に一物持つ面従腹背の人もおり、人を単純に理解するものでない。
 少数与党の身に甘んじている石破総理は一言々々謙って気を使いながら政権を担っているが、戦後の大宰相吉田茂氏のよう「バカヤロウ!」と言いたいこともあろう。与党内野党とやゆされた石破氏だが悲願の自民党総裁そして総理になった途端、変節の言動を繰り返し国民の期待は急速に萎んでしまった。
 どうにかこうにか政権を維持しているが、持っても7月の参院選までか?その前にバカヤロウ解散をする位の胆力ほしいものだ。
 色々と問題ある日本の政治だが、事なかれ主義でなく批判を承知で突き進む豪胆さが求められよう。

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