ギンナン草も解禁 稚内前浜 初日の採取まずまず

 稚内の前浜で、厳冬期の風物詩ギンナン草漁が始まり、冷たい海の中で漁師が寒さに耐え漁をしていた。
 解禁初日の20日、外気温はプラス3度まで上がったとはいえ冬の冷たい海の中の漁は午前8時から始まり、宝来〜恵比須地区の前浜ではウェットスーツを着た漁師が岸近くの浅瀬などで、箱眼鏡を使って海中を覗きながら岩場などに生えたギンナン草を手で採取していた。
 宝来5の前浜で採取していたベテラン漁師は「去年より生育は良いと思う。最初としてはまずまず」と摘み取っては漁網に入れていた。
 稚内ブランド認定品となっているギンナン草に漁師は「味噌汁で食べるのが美味しい。稚内の人や観光客に食べてもらいたい」と話していた。
 ギンナン草の漁期は採取状況を見ながら決める。