暴風吹き荒れ交通マヒ 吹き溜りでき道道一部通行止め
14日夜遅くから暴風雪警報が発表された稚内地方は、15日明け方に警報は解除されたが午前中は風雪強く、学校へ向かう児童たちが吹き溜まりなどで足元が悪い中、元気に登校していた。
稚内地方気象台によると、風が強まった15日未明にかけて宗谷岬で31・4㍍、開運29・4㍍、声問28・8㍍の最大瞬間を観測。朝までの24時間降雪量は開運12㌢、声問27㌢、沼川15㌢。市街地で場所によっては吹き溜りにより20~40㌢の雪が積もっていた。住民からは「吹き溜りで車が出せない」との苦情があった。
吹き溜りなどにより午前9時過ぎ現在、恵比須5〜富士見4までの抜海港線など道道の一部が通行止め。バスも一部区間で運転を見合わせている路線もあり、冬休み明けの15日から学校が始まる予定だった稚高は臨時休校となった。利礼航路は午前の便が欠航、午後は天候調査。空の便は全便欠航した。
風は徐々に弱くなっていくが、16日明け方まで吹雪や吹き溜まりによる交通障害などに注意を呼びかけている。